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大江戸怪談草紙 井戸端婢子 (竹書房文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 197991 位
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| 参考価格: | ¥ 600 (消費税込)
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江戸情緒をまとった恐怖が面白い
江戸時代の怪談噺を蒐集し、
再構成した作品です。
それぞれのストーリーは、
怨恨、殺人、祟り、動物もの、など多彩です。
平山作品は基本的には都市伝説ですから、
本作は異色です。
ところが面白い。
江戸時代の暮らしへの郷愁が掻き立てられ、
現代でも変わらぬ人の愚かさ、愛憎が語られます。
特に印象に残った作品をいくつか。
女祈祷師に祟られる男を描いた「肉豆腐」。
そのエンディングは秀逸です。その後の展開を考えると怖い!
狂気と祟りを描いた「人独楽」は、Sキングのホラーと通ずる、奇想天外な結末に至ります。
「小塚原」では、よく似た噺が稲川淳二の怪談にありますが、
こちらの方が思い切り陰鬱です。刑場の描写もすごい。
その他「忌み草履」、「心魚」がお勧め。
どちらも映像化してみたいような、本格的な怪談です。
まさに珠玉の短編集
実話怪談の語り手である平山夢明でなく、小説家・平山夢明のファンには嬉しい作品集。
いつもの過剰なグロテスクと人間の悪意は控えめ、江戸の情感あふれる道具立てと、オチに収束する構造が秀逸。
露骨な残虐描写がないから気を抜いていると、いきなり背中に冷や水を浴びせられた気分にもさせられるので、油断ができない。
叶うなら、もっとこういう傾向のものを書いてほしいと思う。
江戸らしさもあり
時代小説らしさも平山らしさも保っていて満足。
横メルカトルでアレルギーを起こした人間でも、この作品なら楽しめるはずだ。
平山入門として勧められる。
もっと早く書けば良かったのに。
ウィッシュリストに入れておいたものの、なかなか食指が動きませんでした。
と、いうのも、やはり作者のジャンルが既に定着しつつあるからだったと思います。
一体どういう本になってるのだろう、とあまり期待せずに購入しました。
ところが、良い意味で裏切られました。うまい。
読めば、従来のシリーズよりもこの本のような作品の方が好きだという方も
きっと多いでしょう。
東京伝説シリーズに飽きてきた(慣れてきた?)人、息抜きにおすすめです。
いい・・
正直、読む前はできは半信半疑だった。しかし平山の本ということで買ったのだが、いい。どの話も大変面白かった。平山は実話系の異色ホラーの印象が強いが、時代物の正統派を描かせても非常にうまいとわかって、あらためて平山の凄さを思い知った。
これまでのひたすら人間の狂気に焦点を当てた平山作品と違って、人間の情念が中心となっているのも、平山にとって新境地を開いたようで、とても良いと思う。胸をかきむしられるような切なく悲しい話が多い。「東京伝説」にびびった人もそうでない人どちらにもお奨め。
竹書房
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