時雨沢恵一による同名連作短編小説を原作に、2003年に放映されたTVアニメ作品。年若いキノと、言葉を話すバイクのエルメス。2人はさまざまな国を訪れ、そこでその国の人々と出会い、それぞれの現実直面しながら、しかしたったの3日間だけ滞在して、また次の国へと旅立っていく。 心が通い合っているようなキノとエルメスの極めて詩的な、静かな会話、それぞれ不思議なルールで成り立っている各国の描写と、まるで子どもの頃に読んだ童話の世界を思わせる雰囲気が実に魅力的。決して一か所に留まり続けることなく、常に傍観者でしかあり得ない旅人であるキノの切なさも全話を貫く縦糸として重要なポイント。キノの声を、子役としてデビューしながらも実力派女優に成長した前田愛が担当し、ささやくような台詞廻しで作品の世界作りに大きく貢献している。(田中 元)
前後でリンクする、文明と文化
魔法使いの国はニーミャが主体でキノが客体という構成で、珍しいです。 今回空を飛ぶという目標なんですが、文明が何処かで発達していて何処かが欠けている妙ちくりんで、いきなりジェットを考案するとは段階すっ飛ばして取っ付けたような感じですね。 四輪駆動やフィラメントランプ、赤色灯はあるのに空は飛べないなんて、偶然ということなんですね。 しかし、本当に文明が必要かどうかは、そこの住民の変わりようが物語っていますよね。 次いで、本の国はこれこそが、皆さんの魂の叫びかなとニンマリしてしまいましたよ。 「作家」って大変なんだなあ。 キノがもっともらしいこというのはキノが世界の総てを理解しているから。 そして本が白紙なのも、これも物語を己れで綴っていくという謂なんですね。 みんな分かっていることなんで、これ以上は控えますが。
進みすぎた科学技術は・・・
「魔法使いの国」 キノの旅版「プロジェクトX」といったお話し。(笑) 今までに無かったものを作り上げる。これには大変なエネルギーが必要だ。 どこにも存在しない、自分の頭の中にしかないものを形にする それには、膨大な時間とお金を浪費するため、大抵の場合、途中で周りが止めて、 そこで終わってしまう。必要なのは情熱と信念。そして折れることの無い心。 そして・・・新しい旋風。 この物語において、キノは脇役でしかない。しかし新しい旋風を巻き起こし 一気に、流れを呼び込んで、新しい技術を完成させるきっかけを与えた。 「進みすぎた科学技術は、時として魔法のように見えてしまうものである」 他の物語で、このような例えを聞いた事があるが、このお話しにぴったりな 例えであると思う。 しかし、私がこの例えを最初に思い出したのは、第1話で「エルメス」を 見たときに他ならないことは、多分理解してもらえると思う。(笑) 「本の国」 この物語は、幻想的で少々判りづらい。 ただ、この物語を見ていえることは、物語の1つも書けない私のような にわか評論家が、さも何でも判りきったような態度で物語のレビューなど 書くなどおこがましいことだと、暗に批判されているような気分になるのは、 私だけでしょうか?(冷汗)
「魔法使いの国」がいい話だった。
キノの旅DVDの第4弾!! 「魔法使いの国」と「本の国」の2話を収録してあります。 「魔法使いの国」は、ある国の一つの夢を持った女の子がメインのお話。今、私たちが当たり前に思っていることも昔の人から見れば、それは「魔法」のように思えたのだろうな。そんなことを思わせてくれる、気持ちの良い話でした。 「本の国」は、世界中の本が集まるという国のお話。最初は、謎が多いですが、後半で全ての謎が解けます。 この話は、現代でいう「有害図書」の問題を考えさせられました。 この二つの話のうち「魔法使いの国」が特におすすめです。あきらめないで何かをやり遂げることの素晴らしさを実感できますよ!!
ポニーキャニオン
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