当意即妙の受け答え
本書は撃墜王坂井三郎氏と高城肇氏の対話集です。 内容のほとんどは戦時中の心構えや、すでに本に紹介されているエピソードについての質問に答える形式となっています。しかし所々で、戦後坂井氏がどのように生きたのかを説明するような流れになっており、「大空のサムライ」以降の彼のエピソードを知りたい、と思っていた人には大変興味深い内容となっています。 その中には、氏が自動車を運転中、自動車ごと宙返りをしてしまうような事故に遭いながら、無傷であったことなどが紹介されており、その時の心持ちと戦時中戦闘機に乗っていたときのそれとがオーバーラップし、氏の戦中体験が氏にとって、「生き様」として体の中に刷り込まれていることをまざまざと感じました。 若干残念なのが、坂井氏よりも聞き手の高城氏の話が冗長的であるところですが、坂井三郎ファンなら買っておいて損はないと思います。
光人社
続・大空のサムライ―回想のエースたち (光人社NF文庫) 戦話・大空のサムライ―可能性に挑戦し征服する極意 (光人社NF文庫) 零戦の最期 (講談社プラスアルファ文庫) 大空のサムライ―かえらざる零戦隊 (光人社NF文庫) 大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
|