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江戸の性風俗―笑いと情死のエロス (講談社現代新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 171078 位
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| 参考価格: | ¥ 756 (消費税込)
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「わかって楽しい新書」として最適
現代日本の恋愛が西洋から輸入されたものであることは周知の事実だが、
ではそれ以前の日本人の性愛はいかようなものだったのか?
歴史学者である筆者によるすこしアングルを変えた日本の中、近代論。
序盤は読んでいて結構しんどいかもと思ったのだが
慣れてくると特に中盤以降、3,4章あたりからは終りまでおもしろく読めた。
「わかって楽しい新書」として最適だと思う。
江戸時代まで町民はおろか武家の団欒でもあけっぴろげに「猥談」が
語られていたというのはおもしろい事実だ。
つまり、西洋の性愛が恋愛であり
メンタルなもの(精神的な絆を求め合うもの)であったのに対して、
明治以前の日本では性愛とはフィジカルなもの(性交しなければ愛なんてない)だったということだ。
だから肌を求め合うことはそれが正しい間柄であるならば、なんの後ろめたさもないし、
下ネタも決して男女の秘め事ではなく、それ自体愛情表現だったのだ。
そのほかにも春画や男色、情死などさまざまな江戸時代の性愛のありかたが学べる。
知的好奇心を書き立てられる一冊。
日本の「エロティシスム」の変容を分かりやすく語りかけてくれる書です。
前作『武士道とエロス』に続く徳川時代から明治期にかけての日本人の性愛観の変遷を記した極めて興味深い書物です。とりわけ男女両色のバランスの変化が見事に描かれていて面白い本と申せましょう。つまり、徳川時代の前半までは男同士の「恋」のみが我が国における唯一の恋愛であったのに、衆道の衰退によって武士の世界から「恋の拠り所」が奪われてしまった事実など、読んでいてたいそう参考になる作品です。文章も読みやすく優れて流麗な筆致で記されています。 近年、タイモン・スクリーチの『春画』や葉文館出版の『江戸の色道』など日本の性風俗を客観的に述べた書物が次々に上梓されているのは極めて好ましい傾向かと存じます。貧しく偏狭な性愛観しか持たなかったヨーロッパ世界とは異なり、男色・女色のいずれにも偏らずに生きた我々の祖先たちの豊かな性生活の奥行きの深さを教えられたような気が致します。是非どなたにも一読をお奨めします。
講談社
武士道とエロス (講談社現代新書) 大江戸残酷物語 (新書y) 江戸の男色―上方・江戸の「売色風俗」の盛衰 (新書y) 浮世絵春画と男色 江戸の性生活 夜から朝まで―Hな春画を買い求めたおかみさんたちの意外な目的とは? (KAWADE夢文庫)
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