ウォール街で勝つ法則 − 株式投資で最高の収益を上げるために



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本書は、アメリカの株式投資において、数量・財務分析の権威であるジェームズ・P・オショーネシーが1996年に著わした書『What works on Wall Street』の邦訳版である。その内容は、過去45年間のアメリカの株式パフォーマンスデータを使って、ウォール街で最も多く用いられているさまざまな投資戦略を、初めて長期的な視点から検証した総合的な株式投資ガイドブックである。

著者によれば、長期的なデータを検証すると株価は予測不可能なランダム・ウォークではなく、投資のリターンは予想可能であり、市場はある種の特性(たとえば、低PSR)を継続的に明確に高く評価し、別の種の特性(たとえば、高PSR)には継続的にマイナスの評価を与えているという。それでも旧来の手法で運用する投資信託の8割がS&P500に勝てないという事実があるが、これは運用者が「どんなことがあっても一つの投資戦略を守る」という規律に欠けることにあるという。著者は本論で、米国株式のデータベースであるS&Pコンピュスタットの1951年から1996年までの45年間のデータを使って投資戦略の検証を行っている。投資戦略については、全銘柄と大型株をベンチマークに、PER、PBR、PCFR、PSR、配当利回り、EPS、利益率、ROE、RPS、複数指標の組み合わせのケースにつき、45年間のデータから各々の指標がどのような場合に最良の投資パフォーマンスが得られるかを豊富なデータとグラフを用いて検証している。

本書は、難解な机上の空論を展開するものとは違い、過去45年の実績から検証した、あくまで実践的な手法を、PERやPBRをはじめとする簡単な指標を使って解説している。株式投資で勝つことを望む個人投資家にすすめたい1冊である。(木村昭二)



歴史と戦略を信じます。

1951年?1996年の間に、ありとあらゆる投資戦略がどの程度の結果をもたらすかを調べた本。

 リスクを鑑みると大型株のバリュー投資が一番わりがいいというのが驚きでした。奇しくもグレアム氏が提案した投資戦略が・・・。逆にグロース投資がタイミングを間違えると痛手しかもらえないということにも驚きでした。

 最低でも投資戦略を検証する上で25年は必要であり、10年うまくいったからとそれに妄信してしまうと多大な代償を払う必要があるという事は肝に銘じておきたいです。

ps 最も勝率の良い投資、統合戦略(バリュー+グロース)を、ベンジャミン・グレアムの弟子であるウォーレン・バフェットが行っていた事が何か運命めいたものを感じます。資産構築の幅が広がりました。
勝っていた本?

グレアムの古典的名著以来と誉れ高い……との振れ込み。しかし、その『新賢明なる投資家 上』(P92-98)では、注釈のジェイソン・ツバイクが、この本を批判しています。オショーネシーのファンドより株式市場全体(S&P500)の方が1996-2000年において勝っていた。そして、「グレアムが常に念を押しているように、株価が将来上がる、あるいは下がるのは、その根幹をなす事業が好調だから、あるいは不調だからである−−それ以外の要素は一切ないのである」といっています。

過去のデータに学ぶことは大事とは思います。
しかし、この点を考慮して読む必要があるでしょう。
この本が出版された時点で

過去のデータを分析し、どのような投資法が最も
優れているかを探るという意味で、非常によくできた本です。

しかしこの本が出版された時点で、効率的な市場では
よりパフォーマンスを上げたいファンドが同様の戦略をとることにより、
目的とした銘柄は割高になってしまうため、
同様の投資法を行う利点がなくなってしまっています。
コンピュータを使用して過去のデータを調べ、予想するという事は
どのファンドでも同様に行うことでしょうし、
特に目新しい内容ではないでしょう。
また市場は年々効率的になっていきます。

どのような方法を使っても、ウォール街に勝ち続ける法則など存在しません。

過去の知識を得るためには良い本でしょうけれど、
この方法で今後利益が上がるかと言われれば否でしょうし、
この本の価格に見合うだけのの価値があるとは思えません。
値段は日本語版の半額以下。 お買い得!

英語がそれほど得意でなくても簡単に読めます。株の銘柄を選ぶ時の主な指標(PERとかPBRとかPSRなどなど)ごとに過去45年間の株価データを統計処理し、どの指標がどれくらいのリターンをあげているのか、どれくらいのリスクがあるのか、それをグラフにまとめた本。各章はすべて同じパターンで書かれているし、文章の内容は図表をていねいに説明しているだけ。なので図表だけ読み取れば、内容は十分わかります。高価な日本語版を買うより、ずっとお買い得!
統計,統計,ひたすら統計

我々が株式投資を行うに当たって,色々な格言を聞く.
「PERの低い株に投資せよ.」
「いや,高ROEの株にこそ投資するべきだ.」
「いやいや,株価なんて全くのランダムウォークだよ.」
どれが本当なのだろうか?

この本は過去45年にわたるウォール市場のデータを元にして,
PER、PBR、PCFR、PSRなどの各指標に従った投資を行ったとき,
どれだけのリターンが得られるのか,それらはインデックスに勝てるのかを
ひたすら統計で求めた本である.
ページを開くと圧倒的な図表の量に読者は驚くだろう.逆に言うと統計的な
ことが書いているので読んでいておもしろい本ではないのかもしれない.

果たしてランダムウォークを打ち負かす指標はあるのだろうか?
結論から言えばある.また各年における指標に基づいた投資リターンも
示しているため,一貫した投資法を行うことこそが成功する秘訣であることもわかる.
人気に惑わされず自分の投資法を続けていく.投資の王道は見えそうで見えないものであった.

ちなみに著者はRBC O`Shaughnessy U.S. Value FundとRBC O`Shaughnessy
U.S. Growth Fundを運営していますが,5年間のS&P500 indexが-4.5%なのに対して、
前者は8.6%後者は12.4%(2004年1月現在)と良好なリターンを示しています.



パンローリング
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